KLOWRA エフェクター:最新ファームウェアアップデート情報と使い方ガイド
KLOWRAがアップデートでパワーアップ!
KLOWRA ペダルをご愛用いただき、ありがとうございます。
本記事では、Limbo Reverb / Vein Pitch Shifter の最新ファームウェアリリース情報と、アップデート手順・電源の選び方・外部ペダル接続など、KLOWRA エフェクターを快適に使いこなすためのポイントをまとめました。
参考動画(ファームウェア更新手順)
文章より映像派の方は、こちらの動画でサクッとどうぞ!
参考動画(ファームウェア更新手順)
KLOWRA ファームウェアアップデート概要
このたび、KLOWRA シリーズのうち Limbo Reverb と Vein Pitch Shifter について、
音質改善と操作性の向上を中心とした最新ファームウェアを正式リリースしました。
ファームウェアダウンロード
最新ファームウェアは、以下のリンクからダウンロードできます。
(対応 OS:Windows / Mac のみ。スマートフォンからはご利用いただけません)
▼アップデートファイル
https://drive.google.com/drive/folders/15Z6NcRl7izY07UYsvZCk2I0qTz_LHvXi
ファームウェアアップデート手順(Windows / Mac)
1. ファームウェアをダウンロードする
上記リンクから、お使いのモデルの最新ファームウェアをダウンロードします。
2. PC と KLOWRA ペダルを接続する
USB-C データケーブルで KLOWRA ペダルと PC を接続します。
3. アップデートモードで起動する
電源を入れる際に 「フットスイッチ」と「LED ボタン」を同時に押しながら 電源を入れると、LED が赤く点滅し、アップデートモードに入ります。
4. アップデートを実行する
ダウンロードしたファームウェアファイルを開き、
画面上の「Update」ボタンをクリックしてインストールを開始します。
5. 完了を確認し、再起動する
アップデート完了後、LED が消灯します。
ペダルの電源を入れ直し、通常通り起動したらアップデート完了です。
リリースノート:最新ファームウェアの主なアップデート内容
Limbo Reverb
Shimmer アルゴリズムの最適化
倍音の形成と処理を強化し、高周波の輝きを付加しました。
クリーンからアンビエントまで、サウンドの奥行きが向上します。
Freeze / Infinity に Latched モードを追加
Freeze と Infinity 機能に、これまでの Momentary 動作に加えて Latched モード を追加しました。
電源投入時に Texture コントロール の位置でモードを選択できます。
- 反時計回りいっぱい:Momentary モード
- 時計回りいっぱい:Latched モード
サステインの保持方法を、プレイスタイルに合わせて選択できるようになりました。
LED ライトと視覚的フィードバックの改善
LED の挙動と視覚的なフィードバックを調整し、状態変化がより直感的にわかるようになりました。
操作へのレスポンスも向上し、使い心地がよりスムーズになっています。
Vein Pitch Shifter
内部エンジンのアップグレード
内部エンジンを刷新し、ピッチトラッキング性能と信号処理クオリティが大幅に向上。
より正確で自然なピッチシフトを実現しました。
平均応答時間を約 10 ms に短縮
平均応答時間を約 10 ms に短縮したことで、演奏のダイナミクスやピッチ変化に素早く追従できるようになりました。速いフレーズやニュアンスの細かいプレイにも対応します。
低周波帯の明瞭度向上と互換性強化
低音域の解像度を高め、多弦ギター、バリトンギター、ベースなどとの互換性を強化しました。ローエンドをしっかり保ちながら、ピッチシフトを行えます。
ポリフォニック解像度の向上
周波数スペクトル全体でポリフォニック解像度を向上させ、
クリーンなコード応答と、より自然な楽器本来の音色を実現しました。
外部エクスプレッションペダルによるワウ/ピッチコントロールの最適化
エクスプレッションペダルを使用した際のピッチ遷移が、よりスムーズで有機的になりました。ワウ的なスイープやリアルタイムのピッチコントロールを、より表現豊かに行えます。
デチューンモジュールの調整範囲拡張
デチューンのレンジを広げることで、繊細なコーラス的な揺れから、極端でワイルドなビブラートまで、幅広いモジュレーションが可能になりました。
Everlast Delay / Sprout Modulation のアップデートについて
Everlast Delay と Sprout Modulation についても、現在アップデートを鋭意開発中です。
詳細は、準備が整い次第あらためてお知らせいたします。
よくあるご質問・基本設定
ここからは、KLOWRA エフェクターに関してお問い合わせの多いポイントを、FAQ 的にまとめています。
KLOWRA エフェクターの電源選び
KLOWRA エフェクターを安定してご使用いただくために、電源環境は非常に重要です。
電源仕様
KLOWRA エフェクターは、センターマイナス極性の 9V DC 電源 で動作し、
最低 250 mA 以上 の電流供給が必要です。
ご注意ください
電流容量の少ないアダプターや、極性の異なる電源を使用すると、
動作が不安定になったり、故障の原因となる場合があります。
推奨環境
安定したクリーンな動作のため、
アイソレートタイプのパワーサプライ(アイソレーテッド電源) の使用を推奨いたします。
外部エクスプレッションペダル・フットスイッチの接続方法
KLOWRA エフェクターは、CTRL ジャック を介してエクスプレッションペダルやフットスイッチに対応しています。
CTRL ジャック仕様
- 1/4" TRS バランス接続
接続手順
-
CTRL ジャックに接続
TS または TRS のフットスイッチ/エクスプレッションペダルを CTRL ジャックに接続します。 -
検出モードへ
接続すると LED が赤く点滅し、コントローラー検出待ち状態になります。 -
コントローラーの動作を認識させる
- フットスイッチの場合:スイッチを軽くタップします。
- エクスプレッションペダルの場合:ペダルを前後に動かしてください。
-
認識完了
コントローラーが認識されると LED の点滅が停止し、通常の色に戻ります。
これで外部ペダル/スイッチが使用可能です。
※LED の検出プロセスを完了しない場合、一部機能が正しく動作しないことがありますのでご注意ください。
参考情報・今後のアップデートについて
KLOWRAは、今後も継続的なアップデートや新製品の開発を行っていきます。
今回のファームウェアと各種設定機能を活用し、より安定した動作とクリエイティブな音作りをぜひお楽しみください。
最新情報や追加の解説動画については、KLOWRA / Hotone Japan 公式サイトや YouTube チャンネルでも随時ご案内してまいります。
参考:【これで安心!】KLOWRAペダルの隠しコマンド、RAMP機能と電源投入モードを完全マスター!/note